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真夜中にわき上がるハレルヤ

無軌道という方向性

心がきっと晴れやかになる青春映画 あのころぺニーレインと マイガール グッド・ウィル・ハンティング~旅立ち~ 遠い空の向こうに

 一度しか来ないがゆえの、はかなさと美しさをもった時期が誰しもあります。

 洋画のドラマの中でも特に青春映画をご紹介したいともいま す。自分が体験してきたこと、望んでもかなわなかった思いを映画を通して、日々の暮らしの中で忘れがちな、みずみずしい気持ちを取りも出させてくれる、そ んな映画たちです。映画の中のどこかにいる、純粋で、傷つきやすく、一生懸命な、自分とときどき出会ってみてください。

 

あの頃ペニーレインと

 この映画は、音楽雑誌ローリングストーン誌の記者に若干15歳でなった監督、キャメロン・クロウの自伝的な映画です。キャメロン・クロウが実際に見聞きした、レッドツェッペリンの逸話もストーリーに織り込まれていたりして、音楽好きには興味深いものがあります。

 

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 原 題alomst famous(直訳するとほとんど有名)にあるように、主人公ウィリアム・ミラーは、ローリングストーン誌の記者となって、成功を夢見てツアーをするバン ドの取材をするたびに出ます。グルーピーの一人、ペニーレインに恋をする中で物語が展開していきます。

 

 そもそも、なぜ彼が音楽に惹かれて行ったのかといえば、ウィリアムの姉家を出て行くときに、ロックミュージックのレコードを彼にプレゼントされたから。

音楽の趣味は兄弟の影響って大きいなぁとつくづく感謝してしまいます。

 

 ショウビジネスや恋は時に鮮やかで、時にこっけい、なんですが、それは多分、15歳の少年ウィリアムの視点を通して物事を見ているこそ、新鮮で豊かに感じられるものがあるのだと思います。

 

 こ ういった優れた青春映画のすごいところは、映画の中で描かれる時代に青春時代を過ごしていなくても、その映画の中に、自分の過ごしてきた、あるいはまだ体 験していない青春さえ、主人公の少年少女の視点を通してなら、見つけられるできるという点ではないでしょうか。それが、15歳でロック・ライターになる稀 有な体験でさえです。

 

 ひととき青春時代に変えることで、日ごろ見失いがちな、ずがすがしいさを思い出させてくれるそんな映画です。

 音 楽の使われ方が素晴らしく、レッドツェッペリンに関してはこの映画見て聞くようになりました。ウィリアムの姉が、母親と衝突して家を出ていく時に流れる、 サイモン&ガーファンクルのAmericaはシーンにとてもマッチしているし、ばらばらになりかけたバンドがTiny Dancerを合唱することで、気持ちを一つにになるシーンなどはジーンとします。

 アマゾンレビュー☆四つ半です。まず間違いないので、気になったらぜひ見ておきましょう。

 映画が素晴らしいとともに、音楽の素晴らしさ確認させてくれる映画でもあります。

マイガール

 マコーレー・カルキン演じるトーマスとアンナ・クラムスキー演じるベーダの子供らしい可愛い恋の映画です。トーマスとベーダは幼馴染で、親友。

 

 ベーダのママお産の時に亡くなってしまっていて、ベーダのパパはシングルファザーです。なんとなくパパの新恋人シェリーがうとましいく、トーマスを使って(?)2人を邪魔したりする少女の思いは、ほおえましく、けなげです。

 

 この時期の女の子は、年上の男性に憧れたりしますが、ベーダもポエム教室の先生に憧れてやらかしちゃったりします。

 

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冗談でするキスも可愛い。

 

すべてがかわいらしい。きらきらした時間が流れていき、心が洗われます。

 

 素敵な時間は、どこまでも続けばいいのですが、この物語にも不意な出来事が訪れます。

 

 見ているときはうっかりして、何も思わなかったのは、パパの仕事が物語を暗示していることです。映画にはこういうことってよくあるんですが…

 

 そんな終盤シーンに、この少女ベーダが言う、一言には、彼女の優しいまなざしや、凛とした強さがあらわれていて、きっと泣かされてしまうはずです。

グッド・ウィル・ハンティング~旅立ち~

 マットデイモンの出世作で、彼は脚本も担当し、アカデミー賞ゴールデングローブ賞脚本賞を受賞した作品です。

 

 数学の天才ではあるけど、心に傷をケンカを繰り返す主人公ウィルは、彼の才能を見出して助けようとする数学者の勧めで、心理学者ショーンのもとに通いカウンセリングをうけます。

 

 ウィルは幼少期のトラウマから心が開けず、ショーンをからかい、まともにカウンセリングを受けません。

 

 数学の才能を買った起業から、破格の待遇でオファーを受けるものの、やはりけってしまいます。

 

 カウンセリングを続けるうちに、ウィルは、ショーンもまた心に深い傷を持つことを知って、静かに心をひらいていくようになります。

 

  つるんでいた悪友や、新しくできた恋人にも支えられて、彼は自分の道を見つけていく、というストーリーです。

 

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  つらい過去が原因で心を閉ざしてしまうことは、多かれ少なかれ多くの人が経験してることと思います。

 

 こんなに恵まれているのに、と周りは言うけど、心の内の苦しみは、何に置き換えることもできないと思ってしまうもの。こんなこと誰にもわからない、理解できるはずがないと、自暴自棄になることもあります。

 

 だから、仲間はいてもどこか、本気ではかかわっていない、過去のつらい経験から、本当の願望を追うこと疲れ、罪の意識にも似た、恐れをなしてしまっているウィル。これは自分のことだ、そうを思わずにはいられないストーリーになっています。

 

 心を開かないウィルが、それでもカウンセリングに通うのは、どこかに希望を見出したいから。ショーンにかかわり続けるのは、きっとウィルも現状をどうにかしたくてもがいていて、助けを求めているからなんですよね。

 

 見てくれている人がいるよ、生きる道は見つけられるよ、本当それを教えてくれるのがこの映画なんだとおもいます。まとめてしますと陳腐に聞こえるかもしれませんが、文字では入ってこないことが、すっと心に入ってくるのが、映画のすごいところなんですよね。

 

 心のモヤモヤが解消されて、視界が晴れてくると、何気ない帰りの電車の風景でさえ、意味ありげで、ドラマチックにもなったりします。

 

 心の傷から、自分はこの世界になじめない、心の傷から、そう思っている人にはぜひ見てほしい作品です。今いるここだけが世界じゃない。

 

 人を苦しめるのは人で、立ち直らせてくれるのもまた人、なんですね。

遠い空の向こうに

 精一杯生きるひとって、なぜこうも人に生きる力を与えるんでしょうか。

 

 遠い空の向こうには、NASAの技術者ホーマー・H・ヒッカムJrの少年時代ををつづった小説、ロケットボーイズ をもとにした映画です。

 

 炭鉱の町に暮らす高校生ホーマーは、先の知れた炭鉱の町の暮らしに未来を見出せないでいました。ときは冷戦時代、旧ソ連が打ち上げたスプートニクを見て、自分たちもロケットを飛ばしたいと夢を描き始める、といった話です。

 

 ホーマーの父親たちは小さな炭鉱町がすべてで、そこで暮らし一生を終え、それを当たりえのようにホーマーにも望んでいます。しかし、ホーマーには、そういった古い世代の価値観が窮屈でしかたがない、もっと広い世界があるはずだと悩んでいるいるのです。

 

 時代を問わず、自己を確立していくかていは悶々とすることが多々あります。子供のころどころか、大人も悩んでいます。

 

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 そんな時、出会う夢や希望は、砂漠のオアシスのように生きる道を示してくれるものです。ホーマーにとって、それはロケットにでした。

 

 ロ ケット作りを通して育まれていく仲間との友情、一生懸命やっていると、反対者ばかりだったのが、いつしか協力者も現れてくる。そして、その願いを達成す る。この映画を見て、胸が熱くなるのは、誰もが期待している理想的なストーリーがそこに描かれているからではないでしょうか。

 

 さらに、この話に凄味を与えているのは、主人公ホーマー・H・ヒッカムが実際に体験し、その後、NASAの技術者になるという夢をかなえていることです。

 

 夢を見ることで手にする力で乗り越え行くさま、精一杯生きるひとの姿は、いつも人に生きる力を与えるのだともいます。