真夜中にわき上がるハレルヤ

無軌道という方向性

より良い人生にするために中村天風師にヒントを探してみた

人生をよりよくするたしたいのだけど、自分は本当のところどうしたいのだろう

という命題が常に自分の中にありました。


ブログなどサイト巡りをしていて中村天風というすごい人の話は知ってあまり興味が持てずにいました。日本の自己啓発の祖いたいな人らしいのですが、思考は現実化する、自分の口から出す言葉が人生を作る、といった、よくある主張のもの。

あるいは、100万人に一人のたまたまラッキーなポジションにいた人が、やればできるとか、または、自己啓発本やセミナーで成功した人たち自己啓発とか、にはなんとなく小食気味になっていて、時間の無駄だとなんとも手が出ないのですが、なんとなく気になって、やらない後悔よいりやった後悔と思い、本を読んでみました。

私が読んだ本は幸福なる人生運命を開くという本です。

幸福なる人生中村天風氏の講演、心身統一法 入門編をまとめたもので、講演のCDは13枚組とボリュームがかなりあり、高額なので、書籍にまとまっているのはありがたいです。

運命を開くは天風氏の自叙伝ですが、朝鮮戦争時に満州で諜報員として活躍したことがあるなど、氏の経歴はかなりぶっ飛んでいるので、純粋に読み物としても面白くおすすめです。

 

 天風氏によれば、心を積極的にしてすることで、いま貧乏だろうが病気だろうが、

どんな悪い運命だろうが、心から否定的な物は排除し、積極的になれば、すべてがうまくいく。そういう風に世界はできているというのです。

天風氏は、こころを積極的にするには、実際何をすればよいのかをを説いているのです。

 

 

天風氏は明治生まれで、あるとき当時不治の病と呼ばれた結核にかかり体はおろか心も

さいなまれます。世界中に治療法を求め旅をし、ついにヒマラヤの麓でヨガ聖者と出会

います。

 

聖者に師事し、ヨガの真髄を体得し、ついには病を克服するに至ったというのです。

この時の体験が彼のその後の積極性という考えかたを生み出したもとであるようです


なるほど、積極的なのはよいことだし、積極出来であればこそ、物事がよく運ぶのだろうと思います。

ただ、天風氏は武道にもたけ、アメリカで英語で医学部の講義を受けたりするほどの、

どちらかというとデキル人のようですし、相当な修行をし、かなり覚醒した人でもあるようなので、


常人が単純にまねてどうにかなるものなのか?

修業を経て、いわゆるに悟ったからから

物事がうまくいくようにじゃないか?

など疑問は残るわけです。


心を積極的にすればわかる、と天風氏が言うように、

実際になってみないとわからないのでしょうけど、、

 

本の中には同じような話が繰り返し書かれているので、途中もういいかなとも思うのですが、


とくに目新しいものはそれほどないような気もするのですが、積極性が大切だと主張が徹頭徹尾貫かれていてここまで繰り返されると、さすがにすこし洗脳されて、積極的な考え方が、自分の中にじわっと蓄積された感があるのです。

自己啓発系の、そのときはなんとなく気持ちが盛り上がるけど、すぐに火が消えてしまって、みたいな感じではないような気がします。

何かわからないけど、とにかく自分の中に残ったものがあるのです。

積極的に考えてみるということを本を読んでいる期間中、繰り返し繰り返し試してい

たのがよかったのかもしれません。


本を読んで思ったことは、本を通してではなく天風氏にはが実際にあってみたかったなぁという思いがします。会って話を聞けば、文字になっていない、本に書かれていないことがもっとわかるんじゃないか。会ってしかわからないことがきっとあるんだと、最近考えるようになりました。



積極的にしていようそうすれば、おのずと答えも見えてくる、

道も開けるはずだ思うようになりました。

いつも積極的に、前向きに。

そうはいってもねぇ。

これではいけないのです(笑