真夜中にわき上がるハレルヤ

無軌道という方向性

アマゾンプライム会員になったら、kindleを買おう 16GB以上にするべき

 昨年、アマゾンプライムに加入しました。プライム会員の特典kindle fire 8GBが4000円引きの4980円でになるというので、試しに買ってみることにしました。購入時の主な目的としては、電子書籍用のタブレットにするつもりでした。

 

 amazonが送料無料のキャンペーンを終了し、合計金額が2000円以上にならないと、送料がかかるといいうことで、これを機にアマゾンプライム会員になることを検討している方も多いことでしょう。その流れで、どうせならキンドルもと思っていらっしゃるかもしれまん。

 

 しばらく使ってみて見えてきた、kindleタブレットとしての位置づけ、おすすめポイントなどを、簡単にまとめてみたいと思います。

 kindle fireに対する所感

 ネットサーフィンはあまりしませんが、youtubeを見ることには問題ありません。バッテリーはfireで7時間で、実際そんなに連続運転しないので、十分すぎるほどです。

 

 kindleやhontoのアプリはややもたつくことがあります。(wifiの問題かもしれない)新しく買ったkindle本を、勝手にダウンロードするのをやめてもらいたいんですが、止める方法を見つけていません。

 

 映画を見る場合、ストリーミングでもカクカクしないし、スムーズです。下位のバージョンですが、画像もきれいで、まったく問題ありません。

 

 7インチの画面で、小さすぎると思うかもしれませんが、これがなかなか、十分に見られます。

 

 音に関していうとkindel fireはについているスピーカーはモノラルで、ライン出力もdolbyではありませんが、必要十分といったところでしょうか。問題なしです。

 

 プライムビデオの映画はmicrosdカードに保存できるので、オフラインでも見られるので便利です。

8gbでは容量が少なすぎる kindle fireの最大の弱点

 kindle fire 8GBは、購入した時点ですでに、プリインストールされたアプリなどが容量を埋めていて、記憶域が8GBというだけで、kindle本に記憶域のすべて割けるわけではありません。残り5GBほどしかありませんでした。

 

 これではほかのアプリもインストールしkindle本(漫画や写真の多い本はサイズが大きい)もいくらかダウンロードするとあっという間に、容量がなくなってしまいます。

  

 以前はできなかった、kindle本がマイクロsdカードに保存できるように、改善されたのは救いでしょうか。

 

 コンテンツは、microsdカードでき、アプリも大部分をmicrosdカードに保存できるものもありませすが、それでも本体にいくらかデータを残さないといけないようです。快適に利用するには、いくらか余裕が必要で、空き容量が減ってくるとダウンロードが止まり、ストレージの管理を要求されます。使っていないアイテムをクラウドに移すとか、コンテンツを削除するとかしないといけないわけです。そうすると、自由に使える領域はもっと狭まることになります。

 

 とりあえず8GBあればとりあえず、不満はないだろうと考えでしたが、ちょっと誤算でした。

ほかの問題点

 アマゾン独自のアプリストアではアプリが少なすぎる。

 

 kindleのほかにhontoやkoboといったほかの電子書籍アプリも使いたいところでしたが、kindleはほかの電子書籍リーダー(hontoやkobo,ebookなど)に対応していないので、

 

Kindle FireタブレットでGoogle Playストアをroot化せずに使う方法

 

 こちらを参考にgoogle playををインストールして、そこからhontoなどのアプリを団ロード、インストールしました。(セキュリティーの面での安全性は保障できませんが、これで当初の目的は一応果たしました。

kindle paperはどうか?

 本しか読まないのならKindle Paperwhiteがあるのでは、と思うかもしれません。 目に優しいので、それもありかもしれません。

 

 しかし、容量の問題は依然として残ります。kindle paperは4GB。通常の本の場合数千冊保存可能とうたっています。文字だけの本なら、聖書ようなとんでもないテキストの量でさえ、数MBで収まり ます。

 

 漫画本は一冊さっきも言った通り、漫画本は数十MB。4GBは4000MBなので、エヴァンゲリオンの場合、一冊約70BM(kindle fireは表紙などがカラーなのでkindle paperとは多少違うはず)になり、4GBフルに入れたとしても57冊でいっぱいになります。kindlepaperで漫画も読みたい方は容量には注意が必要です。購入時に容量をしっかり確認してから買いましょう。

   kindle paperを所有していないので、実際のところわかりませんが、以上のようなことが考えられます。32GBの漫画モデルがあるのでそちらがいいかもしれません。

ipadやほかのタブレットとの比較

 映画・音楽・kindle本は、kindleでなくともPC、タブレットスマホで利用できます。

 

 kindleの売りは安さのわりに高いスペックを誇ります。しかし、kindleはあくまでアマゾンのコンテンツために作られたものです。タブレットとしての機能の幅が少し狭められて設計されています。

 

  kindleとしての利点を生かしつつ、タブレットとしての性能を求めようとすると、中途半端に思わぬところで不満が出てくるかもしれません。ほかのタブレットも視野に入れたうえで、上位機種の Fire HD 8、10と比較検討してみる必要があると思います。

本題、kindleを買うべき理由

安さ

 これに尽きるような気がします。 タイムセールやプライム会員割引を利用すると8980円の半額以下で購入できることもあるので、割り切って買うというのもありでしょう。タブレットがその価格で買えると思えば、ちょっとすごいととかもしれません。サブ機としては分すぎる機能です。

 プライム会員になって、毎月1冊無料になるキンドルオーナーライブラリーを利用すれば、購入価格ぐらいは、すぐに回収は可能かと思います。

 

 電子書籍用として買ったけど、それ以外に、映画、音楽がついてきたと思えば、なかなかお得だと思います。しかもこのお値段。

 

 容量は16GB以上にするべきです。プライム会員ならクーポンコードを利用して6980円で購入できます。差額2000円はですので、おすすめというレベルではなく、絶対です。

 

 容量は16GB以上にするべきです。(大事なこと)

結論

 fire hdなど上位機種もありますが、あえて決めつけてしまいます。

kindle電子書籍プラスアルファのスーパーサブである。

kindleを買うなら、プライム会員になって、kindle fire 16GBを買え。以上です。

 

士道 SIDOOH 幕末を力強く生き抜いた兄弟の物語 ある意味萌え絵も注目

 どんな漫画も読み始めがあるわけで、ストーリーの面白さがわかってくる前に、読み続けるのをやめてしまうこともままあります。無理して読んでいたら、その漫画の良さもわかるけど、たいていはそんなことしません。

ある意味萌え 絵が生き生きしている 

 読み続けた漫画と、飽きてやめてしまった漫画の分かれ道を考えたとき、スタートダッシュがうまくいったのはどうしてか考えたら、画力という一つの答えに行きつきました。

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士道より

 絵がきれいで、ごちゃごちゃせず、見やすくてというのが重要なんですか、単純に絵がうまくても、惹かれる絵と惹かれない絵がありますよね。じゃあ何が違うのかというと、広義の意味での萌えではないかと思っています。

 

 萌えというと恋愛的ななイメージを想像しがちですが、そうではなくて、何故かわからないけど自分にとって特別な感じがするという意味です。洗濯物を干す場面といった、ちょっとした描写さえ気持ちいいのは、ある種の萌えがあるからではないかということです。SIDOOH-士道-の絵はまさしくそれ、 キャラ作りを狙いすぎた不自然な感じはなく、かといって野暮ったい感じもなく、きれい。キャラクターの理想化具合が程よい範囲が、自分の中ではストライクゾーンのような気がします。

 

  絵のタッチでいえば、同様に筆のタッチが生かされた、バガボンドが思い出されたんですが、それよりは少し粗さがが少ない感じ、といったらいくらかわかるでしょうか。

 

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 特に主要人物の、兄・雪村翔太郎の凛とした姿、弟・源太郎のやんちゃなさま、百舌のつやのある描写、現実に存在しそうで、しなさそうな、生々しく、美しく、表情、場面の切り取り方も生き生きしています。絵が、作者の画風と、若い主人公たちのキャラと、雰囲気と、ストーリー性とに見事にマッチしたまれに見る快作といえるのではないでしょうか。

 ストーリー

 物語の出だしは、主人公の雪村兄弟の幼少期から始まり、幼くして母親の言葉を受けて、刀を手に二人だけで生きる決意をし、武士になっていく過程を、

 後半からは、雪村兄弟のポジションは幕府側の会津を抱えの武士として、新選組と共闘しながら、新選組とは、別の視点で、雪村兄弟の会津の武士として生き抜いていくさまが追いかけることになります。

 

 切りあいもあるし、知能戦もある。成長物語でもあるけどそれだけではない。簡単に言ってしまうと兄弟愛や、家族愛なのかもしれない。雪村兄弟の境遇を考えるとそれなしには語れない。やんちゃな源太郎がことあるごとに、兄ちゃん兄ちゃんと慕っているのを見ると、そう思わずにはいられません。

 

 史実に基づいて高杉晋作西郷隆盛も出てきて、幕末全員集合みたいになっているけど、味付けはこの漫画独自で、そう来たかという感じ。

 

 雪村兄弟とは因縁の関係にあり日本を征服しようとする瑠儀と、彼のコロシアムと忍者の隠れ里がミックスしたような白心郷という架空の設定が、幕末の動乱をさらにかき乱す要素としておもしろいし、

 

 幕末にあってタワーなどありえないのグラント塔、漫画らしい荒唐無稽さで、飽きさせない展開も作られています。

 

 士道というタイトルにピンときたのは、中盤、兄・翔太郎が率いることを任された隊が、翔太郎のことを認めず、翔太郎に背を向ける場面で、彼の思いを伝えます。

「この雪村章太郎を会津武士と認めぬなら、この場で切り捨ててもらおう」

「私の亡骸は磐梯山の見える所に葬ってほしい」

「縁あって会津に武士として育てていただいたこの身 

 あの美しい山は心の故郷なのです」

それ以前から会津への愛着は示していたものの、ここではっきりしたわけです。

翔太郎の会津への思いが、「ならぬものはならぬ」会津藩士たちを動かしたわけです。

雪村兄弟を会津の武士とさせたのも、そういう意図があったのだと気が付いた。

まさに武士の道。

 

 

 最終巻の25巻は、雪村兄弟の子供の時から見ているからこそ、ぐっとくるのもがあり、物語は、源太郎の士道が短く、力強く語られることで、締めくくられています。

 

 引き込むには萌え絵。読み続けるには、ストーリーが重要だと、士道を読んで考えました。子どもの頃ならまた違った感想を持ったのかもしれないと思いつつ。。。