一生に一度は見ておきたい 300年を超える伝統の熊野大花火大会がすばらしかった
あっという間にに8月が終わりました。皆さんはこの夏どう過ごされていたでしょうか。
知人に誘われて、熊野大花火大会に行ってきました。
花火をカメラに収めてみたかったので、初めてミラーレスデジタル一眼カメラと三脚を持って行きました。
人がごったがいする大きなイベントで荷物を増やすのは得策ではないのですが、気合い入れていってきました。
観客席は七里御浜といわれるじゃり浜です。
人がごった返していますが、少人数のパーティならは場所取りしなくても、座る場所は確保できます。
この図の真ん中の赤丸で囲んだあたりから見ました。
もともとこの花火大会は、、お盆の初精霊供養に灯籠を焼き、ささやかな花火を打ち上げたが始まりで、その後次第に花火の規模を大きくしていき現在の花火大会に発展していったということです。
花火大会はまだかなり明るい、夕方6時40分に始まりますが、初盆供養があるので、花火が始まるのは7時を過ぎてからです。
打ち上げは目の前に広がる海。海に浮かぶ台船から花火が打ちあがります。夏らしくていいなと思いつつ次々にスターマインが打ちあがります。
これは海上自爆と行って、船を走られせ、花火を海に投げ入れて海上で花火を炸裂さするものです。半円を描いています。海の中はどうなっているのでしょうか。
左下の船が逃げていく様子が見えるでしょうか。
撮影ですが、もちろん三脚も用意して設定もちゃんとしたはずでしたが、ぶれたり、光が強すぎたり、あまりいい写真が撮れませんでした。
ISO100にし、絞りF14付近で調整、このあたり間違いないはずです。
シャッタースピードを時間で設定していたのを、bulbに変更。
手動に切り替えるとぶれまくり。
レリーズが必要だった。
持ってない。
シャッタースピードをもどす。
花火を見てない。となり、
夜間撮影の手間や、レリーズがないという準備不足、カメラ設定の調整、花火がどれくらい広がるかによって構図が変わるということを、暗い中でさばききれません。そこそこの設定さえしていれば、そこそこの写真が撮れるだろうと高をくくっていたのです。ですが、かなり甘かったと痛感しました。 花火見物と写真撮影を同時にこなすのはなかなか技術だと、カメラ初心者は悟りました。
レリーズとはカメラに触れずにとるこんな物です。
何んとも中途半端になってしまい残念ですが、しかたありません。
もしデジタル一眼カできれいに花火をおさめたい場合
- 大きめに構図をとる
- 準備は入念に
- 夜間撮影の練習をしておく
- そして、おそらく花火見物をあきらめること
が要求されると思います。
そんなこんなでしたが、 最後から二番目の三尺玉海上自爆というのがプログラムが、なかなか迫力があって、すごかったです。三尺といえば90cm。
花火の花が直径600mに広がります。それを観客席から400mの海上に浮かべ、爆発させるかなりワイルドな花火です。 これに関してはまあまあの写真があったはずなのですが、データがなく、お見せできなくて残念です。
最後の鬼ヶ城大仕掛け。これがすごかったんです。
このためだけに、熊野大花火大会に行っても損はないと思います。おおげさじゃありません。
それまで花火の打ち上げはメインは海上に浮かぶ台船だったのですが、
鬼ヶ城という岩場での打ち上げに代わります。
説明のために載せました。うまく撮れていると思っていた残念な写真
花火の右側の下に映っているあたりは岩場でになっています。
このあたりに花火の筒やらをセットするのですが、
一部は海上自爆のように、打ち上げず、花火のあの玉を置いて、岩場でそのまま爆発させてしまおうという過激なものです。
60センチの2尺玉の花火の玉が炸裂すると、それはもうすごい地響き、爆音を体で感じます。そして、そのすさまじさがまた心地よい。お腹に心地よく響く。うるさいっていう感じではないんです。これぞ夏の音霊という感じです。字面では、この辺はちょっと想像しにくいかもしれません。こんな激しい花火をしているのは世界でもここだけではないでしょうか。他ではちょっと考えられません。
カメラ越しに見るのはもったいないと思ったので、写真はあきらめました。
数字はゲート番号で1番に近いほど鬼ヶ城大仕掛けの迫力が増すわけです。
なのでそちらのほうは人気が高く場所取り必死です。
有料で場所を確保したい場合、有料浜席、堤防桟敷席があります。
有料浜席は180cm×180cmで5名、1万円しますが、場所もなかなかいいところです。
熊野市観光協会に電話予約か、チケットぴあでの販売もあります。
アクセスについて
交通の便が結構というか大変悪いです。これが相当ネックで、宿泊は、予約が相当早い段階で埋まってしまうので、どこもほぼ空室はないと考えてよいと思います。
私は自動車で行ったのですが、車は相当ハードだと思います。
まず駐車場ですが、市内の臨時駐車場に止めましたが、昼を過ぎると花火会場から近いところは埋まっていくので、少なくとも30分以上は歩く必要があると思います。行き帰りともにかなり歩きます。自宅の庭を臨時駐車場として貸し出しているところもありますが、早くから埋まってしまいます。
行きもかなり渋滞しますが、帰りもなかなかです。
会場から人が出るのに交通規制が花火終了後1時間以上あり、車が駐車場から動けません。そして交通規制がとけた後、夜中の12時過ぎても大渋滞でいっこうに動きませんでした。
列車は便が少なく、臨時列車も運行されますが、。なので遠方からの場合、帰りつけるかわかりません。
特急列車の予約を取れば、名古屋へは帰ることができます。
近隣の町の駐車場を借り、交通規制で町から出られないのを避けるために列車を使う手もあります。
バスツアーは大阪、名古屋や首都圏からも出ています。バスに乗ってしまえばあとは寝ている間に着くので、これが一番楽かもしれません。
これらの苦労をしてでも、見に行く甲斐はあります。ぜひ、自分の目と耳と五感で確かめてください。
というのが、去年の夏の話でした。思い出は美しいです。今年は行ってませんし、ほとんど夏らしいこともしませんでした。ありがとうございました。
番外
クルーズ船で花火もついでに楽しもうという手もあります。花火会場は海なので、毎年、飛鳥やダイヤモンド・プリンセスといった豪華客船が沖に何隻も停泊して花火を見てるのです。
豪華客船から、優雅に花火を見る。何んと優雅なんでしょうか。
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