真夜中にわき上がるハレルヤ

無軌道という方向性

キシリトールは犬にとって危険と、アメリカ食品医薬品局が警告

f:id:YuYukun:20190903223713j:plain

Moshe HaroshによるPixabayから

 

 アメリカ食品医薬品局(FDA)が犬の飼い主に甘味料について警告出しました。身近にいるので人間の食べ物を与えてしまうこともあると思いますが、人にとっては安全でも、犬にとっては毒になりうるものもあります。犬に玉ねぎはだめということは有名ですが、犬のNGリストに新たなものが加わりそうです。


 アメリカ食品医薬品局は、ペットのオーナたちに対して、キシリトールの危険性について警告を出した。キシリトールは糖類ゼロの食べ物に含まれる事がある糖アルコールである。キシリトールは人間にとっては安全だが、犬には毒になりうる。過去数年間、キシリトールの入った食べ物を食べて犬が毒にあたったという報告がアメリカ食品医薬品局に寄せられている。

 アメリカ食品医薬品局によると、中毒の多くは、犬が糖質ゼロのガム食べた場合だという。


  犬がキシリトール入の食べ物を食べると、キシリトールは速やかに吸収され血流に乗る。そして、急激なインスリンの分泌が引き起こされる。インスリンは血中の糖を細胞に取り込む作用があり、多量のインスリンの分泌で血糖値が生命を脅かすまでに下がる、低血糖を引き起こしたのではないかと説明している。キシリトールは人間にはインスリンの分泌を促さないが犬には危険なのだ。

 

 犬のキシリトール中毒のサインは、嘔吐、虚弱、歩行困難、立ち上がれない、発作、昏睡。これらの症状はキシリトールを食べてから15分から30分のうちに現れ、わずか1時間のうちに死に至るとアメリカ食品医薬品局は説明している。

 

 「犬を守りため、糖質ゼロや糖質カットの表示を見たら、キシリトールが入っていないか確認して、キシリトール入りのものはペットに与えないでください。」とアメリカ食品医薬品局の獣医、マーティン・ホルトジェンシスさんは語る。「犬が食べてしまう可能性のある歯磨き粉など、食べもに出ないものにも同様の注意が必要です。」

 

 キシリトールはガムの他のにも、多くの食べ物にも含まれる。キャンディー、ブレスミント、焼き菓子、糖質ゼロアイスクリーム、歯磨き粉、せき止めシロップ、ピーナッツバターなどにもキシリトールが含まれているものがあるので注意が必要だ。

 

参考This Common Sugar Substitute Can Be Deadly for Dogs, FDA Warns | Live Science